3 マイライフワーク

広島県梵鐘の調査・研究

(1)明け六つを撞く

(2)広島県の古鐘

(3) 広島県の江戸鐘

寺原八幡神社鐘 応永年間

照善寺鐘 池の間の文様(拓本)

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 「ゴォ〜ン、オン、オン・・・」、低く荘厳な鐘の音が、余韻を伴いながら、朝の静けさの中に響きます。毎朝、近くの円正寺の「明け六つ」を撞いています。「ハイ、3秒前」と時計係りの辻 治夫さんの合図で撞き始め、住職、小野さんとで10打撞きます。
 ライフワークの梵鐘の調査・研究がこうじて、「明け六つ」を撞きだし、3年が過ちました。「明け六つ」で1日が始まります。

「明け六つ」を撞く、辻治夫さん

 慶長以前の古鐘は、泰斗坪井良平氏によって、調査されつくしていますが、新たに最近2口確認しました。一つは、北広島町千代田寺原の「寺原八幡神社鐘」であり、もう一つは、広島市湯来町白砂の「明楽寺鐘」です。これで、広島県の古鐘は15口となりました(次の1表参照)。 寺原八幡神社鐘は、日本古鐘研究会機関誌『梵鐘』第16号に掲載

明楽寺鐘 室町初期

 江戸時代に鋳造されました江戸鐘は、外国船の来船で騒がしくなった幕末と第二次大戦の時に多くの鐘が供出されました。しかし、幸いにも、由緒や懇願によって残された鐘と一端供出したものの,戦後里帰りした梵鐘があります。
 これらの現存している江戸鐘を調べていますが、これまで(平成17年7月現在)、43口見つけ、調査しました(2表参照)。まだ、他にあると思いますので、情報をお知らせいただければ幸いです。江戸鐘は画像や文様の美しいものがあり、なかでも、照善寺鐘(世羅町甲山宇津戸)の画像は、「菊とすすき」が陽鋳され、一幅の日本画を見るようです。
 

寺原八幡神社鐘を中国放送で紹介

 平成17年12月26日、中国放送(RCC)のイヴニングワイドで、応永初期に鋳造された
寺原八幡神社鐘が紹介されました。